零売とは?

処方箋不要の医療用医薬品を販売することを零売(れいばい)と言い、零売をおこなう薬局を零売薬局と言います。また、零売は分割販売とも呼ばれます。

一般に医療用医薬品を購入するには、医師の診察を受けて処方箋を発行してもらう必要があります。しかし実は医療用医薬品は2種類あり、処方箋が必要な「処方箋医薬品」と、処方箋がなくても購入できる「処方箋医薬品以外の医療用医薬品(以下、非処方箋医薬品)」に分けられます。

零売ではやむを得ない場合に限り、非処方箋医薬品を対面で販売することができます。通販や訪問販売、代理人への販売は認められていません。

メリット・デメリット

零売は公的保険が適用されないため、購入者の全額自己負担となります。しかし病院の診察料や検査料、調剤薬局の基本料や薬学管理料などがかからないため、医薬品の種類や必要数によっては処方薬の総費用とほぼ変わらない、もしくは零売のほうが安くなることがあります。また薬局だけの来局で済むので時間がかからないというメリットがあります。

リスク

医師の診察を受けないことで持病が悪化したり、病気の発見が遅れたりするリスクがあります。

また保険調剤の場合、正しい服薬方法にも関わらず重大な副作用が発生した場合には、医薬品副作用被害救済制度で補償を受けることができます。しかし零売で購入した医薬品の場合、零売の理由が妥当でないと判断されると補償を受けられない可能性があります。

ひまわり薬局にて

上記をご理解いただいた上で、必要と確認できた場合に販売が可能です。

緊急の体調不良による風邪薬や定期的な漢方薬の販売ができますので、興味のある方はご相談ください。